子どもを産んでから、夫婦生活がほとんどなくなりました。
私自身、育児で疲れていてそんな気分になれなかったこともありますが、最近、夫がよそよそしくなり、もしかして浮気しているのでは?と疑うようになってしまいました。
以前は仲が良かっただけに、どうすればいいのか分からず、毎日モヤモヤしています。
産後の体の変化もあって、自分に自信が持てず、夫に触れられるのもどこか怖い気持ちがあります。
こんな状態からでも、関係を取り戻すことはできるでしょうか?
まず、あなたは何も悪くありません。
出産は、女性にとって心身ともに大きな変化をもたらす一大イベントです。
体型、ホルモンバランス、感情の起伏、眠れない日々……。
そんな中で「夫婦関係を維持しなきゃ」と自分を追い詰めるのは、あまりに酷です。
まずは、今抱えている不安や痛みを、自分で「受け止めてあげる」ことから始めてみてください。
「私は今、精一杯がんばっているんだ」
「自分を責めなくていいんだ」
そう、心の中で何度も自分に語りかけてあげてほしいのです。
産後のセックスレスは「自然なこと」
産後に夫婦間で距離ができるのは、珍しいことではありません。
女性側は身体的な違和感や痛みを抱えたり、ホルモンの影響で性欲が減ったりします。
一方で男性側も「父親」という新しい役割に戸惑い、どう接していいか分からなくなったり、産後の女性の変化にどう反応していいか分からず距離を取ってしまうこともあります。
浮気の兆候があるかもしれない、という不安ももちろん無視できませんが、
まず「自分たちの間に何が起きていたか」を、やさしく振り返るところから始めるといいでしょう。
「色や匂い」に対する無意識の影響も
産後はホルモンバランスの変化により、デリケートゾーンの匂いや分泌物の変化、肌の質感が変わることがあります。
これは自然な生理現象であり、決して「不潔だから」「女性らしさがなくなったから」ではありません。
ですが、パートナーが無意識のうちに「何か違う」と感じる場合もあり、
そのことをストレートに指摘するのはデリケートすぎて言えない──
というケースも少なくないのです。
これはお互い悪意があるわけではないので、責め合うよりも、
「産後はこういう変化が起きるものなんだ」とまず受け止めることが大切です。
フェムケア=自分を愛する小さなステップ
そこで、まずできることのひとつとしておすすめしたいのが、
フェムケア(デリケートゾーンケア)です。
特別なことではなく、
- 専用の保湿ジェルやオイルで保湿する
- 匂いケアのためのデリケートゾーン専用ソープを使う
- 毎日、少しだけ自分の体に触れる
そんな簡単なことからで大丈夫。
特に、インティメイトグロウジェルのような肌にやさしい専用ケア用品を使うと、
潤いが戻るだけでなく、
「自分自身を大事にできている」という感覚がじわじわ育っていきます。
これは、見た目を取り繕うためではありません。
あなた自身が「自分に手をかける」体験を通じて、”私は私のままでいい”と思えるようになるためのものです。
夫婦の間に「小さな会話」を戻す
そしてもし、少し勇気が出たら──
直接、パートナーに気持ちを伝えてみてほしいのです。
「最近、寂しいなって感じてるんだ」
「私も体が変わったりして戸惑ってる。でも、あなたとまた近づきたいって思ってる」
そんなふうに、責めるのではなく、自分の気持ちをただ素直に。
男性は意外と、「何をどうしていいか分からないから黙っている」ことも多いです。
だから、あなたが”こうしたい”をやさしく伝えるだけでも、相手の心にぐっと届くかもしれません。
もし今、怖かったら
もちろん、無理に今すぐ話さなきゃ、行動しなきゃ、なんて思わなくて大丈夫です。
まずは、自分の体をやさしくケアすること。
自分の心を否定せず、抱きしめること。
それだけでも、
あなた自身の「セルフラブ」は確実に育っています。
そしてそれは、あなたの表情、佇まい、雰囲気を、
少しずつ、でも確実に変えていきます。
そのとき、あなたのそばにいるパートナーも、
きっと何かを感じるはずです。
あなたへ、今伝えたいこと
産後、体も心も大きく変わったあなたは、
誰よりも強く、誰よりもやさしい存在です。
どうか焦らず、自分を責めず、
今日のあなた自身に、
「よくここまでがんばったね」と言ってあげてください。
フェムケアは、そのやさしいセルフラブの小さな入り口です。
ここから、また新しい自分との関係を築いていきましょう。
そして、必要なら、パートナーとの新しい関係も、少しずつ、築き直していけます。
あなたは、もう十分に、すてきです。